日記競馬
 
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2009年9月を表示

「魂」を捕まえようとする漫画…

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「魂」を捕まえようとする漫画…
子供の頃って、やっぱり漫画家に憧れるもんですよね…

僕は「あしたのジョー」を延々と模写し続けて、母親に新しい大学ノートを買ってもらい、それを開いて「新品の匂い」に陶酔して、そして、「無限の空白」に果てしない可能性の喜びを無意識に感じていたのかもしれません…

しかし、「模写の先」に進むということ、「誰かの足跡を漠然と辿る」ということの嫌悪に気がついたときに、かつては「喜び」であったそれらの「無限の可能性」は、『苦悩の無限螺旋』…となるわけですね。

何でもできるはず…という錯覚に気づく…ことが実はスタートラインであったりする。

ソクラテスではないですが、まさに、「無知の知」とはこれ、なんと物凄い言葉なんだろう…であります。

自らの無知を恥じることなく受け止めてから踏み出すことの厳しさと痛みは、とてつもなく巨大であります。

しかし、「その先」で得たものの充実は計り知れないほどの躍動感を持った「血肉」となるわけです…

これこそは「人生を極めるための極意」であると僕は思っていますが、なんと難しいものでありましょうか?

自分の限界、その壁の感触に触れたときに感じる絶望…

人生とは全く恐ろしいものであります…

さて、人生の意味とは何だ…!?

ってことで、ある意味極論的ですが、それを追求しようと試みたある漫画について…





…これ、すごい表現ですねぇ

エアマスター 25 (25) (ジェッツコミックス)/柴田 ヨクサル


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天才的な運動神経と闘争心を持った究極の女子高生・マキが「ストリートファイト」を通じて『哲学(戦う)』する漫画であります…

びっくりしました…

なんというか、『魂』と呼ばれるものを掴もうとする漫画…であります。

馬鹿馬鹿しいほど「マジメ」で「熱い」…

また、いつか読んだ漫画で、これも抜群にぶっ飛んでましたね…

デカスロン 9 (9) (小学館文庫 やB 19)/山田 芳裕


¥670
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…これ、「十種競技」のデカスロン漫画ですが、これ、読んでいるだけで『乳酸』が溜まってきて、苦しくなる漫画でありました。

これも、闘争心と「魂」を救い上げようとする激しい試みを感じましたね…

さて、スポーツや格闘技を通じてこの『魂』を捕らえようとする漫画は確かに多いですし、ボクシング漫画でいえば、「あしたのジョー」の最終回、最後の一コマは究極であると思うわけですが、こういうアプローチの漫画もあるのですが、いかがでしょうか…?

天―天和通りの快男児 (9) (近代麻雀コミックス)/福本 伸行


¥550
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…これ、「麻雀」漫画なのですが、壮絶であります。

「カイジ」とか「アカギ」なんてのが著者・福本さんの作品では有名なんだと思いますが、やはり、なんと言ってもギャンブル漫画の最高峰はこれじゃないでしょうか…?

また、これは単なるギャンブル漫画に非ず、『生き方』というものに対して、こうも挑戦的に挑んだ漫画はあまり読んだことがありません…

しかし、「麻雀」を知らない方が読んだらあまり興味深く読めないのも確か…

もったいないなぁ…って、よく感じるんですよね、これ…

「飛散しろ…!!! 散れ!!!」

…って、漫画であの境地はなかなかお目にかかれないんだけれどなぁ…

絶対にお勧めなんだけれど…

そういえば、先日、先輩方と徹夜麻雀をやりまして、久々に「神」が僕の右手に宿りました…

カンチャンだろうがペンチャンだろうが「一発ツモ」の嵐…

あるんです、こういうことが…

しかし、それはずっとは続かないんです、あたりまえですが…

話が逸れましたが、「天」は本当に面白かったなぁ…

でも、1巻~5・6巻までは普通の麻雀漫画ですので、くじけないでください。

ある時から、その面白さは『覚醒』するので、がんばって読んでください…

でも、「アカギ」なんて麻雀を知らない女性でも面白がって読めたりするようですから、もしかしたら、誰でもそう感じるのかも…?

でも、ジュンチャンリャンペーコーから龍が現れてスーアンコーになっちゃうことの「どよめき」は、せめて「役」を少しでも知っていた方がより楽しめるのは確かであります…

でも、最終17・18巻の「生きる」ということ、「選ぶ」ということの『哲学』はなかなか他所では読めない領域であります…

単なるギャンブル漫画に非ず…であります。

でも、「熱い漫画」…って時を忘れて読んじゃいますよね。

僕の家の本棚の漫画は「あしたのジョー」「巨人の星」「キャプテン」「プレイボール」「天」は揃ってます。

キャプテン (1) (集英社文庫―コミック版)/ちば あきお


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「キャプテン」「プレイボール」は一見「熱く」はないですが、しかし、べらぼうに『一生懸命』すぎて、僕は涙が止まらんのです…

ちばあきおさん、「チャンプ」ってボクシング漫画を描きかけで自殺しちゃったんですよね…

今でも時々どうしてだろう?…って、考えちゃうんですよね…

僕が始めて「ロベルト・デュラン」って名前を読んだのは、そういえば「チャンプ」の中の、主人公の少年が憧れていた劇中のポスターか雑誌だったような気がします…
チャンプ (2) (ホーム社漫画文庫)/ちば あきお


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未完の「チャンプ」でありますが、そのつづきは『想像力』を駆使して楽しみましょう…

また、これは面白いから絶対に読め!!!…って漫画があったら是非教えてください。

よろしくお願いします。

御愛読感謝

つづく



9月29日(火)10:47 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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